各通信キャリアは総務省の要請により月額5,000円以下になるような料金プランを発表しております。
本日はauの料金プランについて記事にしたいと思います。
データ定額1
新たな新料金プランは「データ定額1」。名前の通りに月額データ容量が1GBのプランとなっています。
auの1GBのデータ定額サービス「データ定額1」が3月23日より提供開始! | スマートフォン・携帯電話 | au
このプランはスーパーカケホ(電話カケ放題プランS)と組み合わせる事で月額5,000円以下になるようになっています。
項目 | 料金 |
---|---|
スーパーカケホ | 1,836円 |
データ定額1 | 3,132円 |
LTE NET | 324円 |
合計 | 5,292円 |
スポンサーリンク
毎月割は適用外
この料金プラン「データ定額1」については毎月割は適用外になります。
最初にこのことを聞いたときは本当か?と疑いましたがお客様サポートにも確認すると本当に「データ定額1」を選択した場合は毎月割は適用外になるという事でした。
毎月割が消滅するわけではない
毎月割は適用外ですが、消滅するわけではないようです。「データ定額1」を適用している間は毎月割が0円になるという事みたいです。
例えば、
4月を「データ定額1」に変更するとその月は毎月割が0円になり、5月を「データ定額3」に変更すると毎月割が復活
という事みたいです。これもお客様サポートで確認しました。毎月割の適用外というのは正直あり得ないと感じるのですが、消滅するのではないだけマシですね。
毎月割が適用外になる事で逆に高くなる場合がある
毎月割が適用外という事は機種代金が丸々支払いが必要になるという事です。そうなると逆に「データ定額1」の方が維持費が高くなる事があります。
例えば、iPhone6s 16GBの場合
端末料金:月額3,510円(総額84,240円)
毎月割 :月額2,435円(総額58,440円)
となっています。これをデータ定額1、データ定額3、データ定額5に当てはめて維持費を算出すると
項目 | データ定額1 | データ定額3 | データ定額5 |
---|---|---|---|
スーパーカケホ | 1,836円 | 1,836円 | 1,836円 |
データ定額 | 3,132円 | 4,536円 | 5,400円 |
LTE NET | 324円 | 324円 | 324円 |
端末料金 | 3,510円 | 3,510円 | 3,510円 |
毎月割 | 0円 | -2,435円 | -2,435円 |
合計 | 8,802円 | 7,771円 | 8,635円 |
はい!このように、毎月割が適用できないので「データ定額1」が一番高いプランへと様変わり!!正直あり得ないですよね。
最後に
今回のauのデータ定額1ですが、これを適用しようという人は凄く少ないのではないでしょうか。
端末料金を適正化する代わりに、料金プランも適正化する
これが総務省の本来の狙いのはず。しかし、あえて大多数の人が使えない料金プランを用意して、大多数の人が端末料金の負担増となる結果になり、通信キャリアの一人勝ちのような状況になってしまいました。
まだ月々サポートが適用出来るdocomoの方が数倍マシですね。